何って、タイトルが素敵。
たゆたえども沈まず
たとえどんなに波風に揺られようとも、沈んでしまうことはない。どんなときであれ、何度でも。流れに逆らわず、激流に身を委ね、決して沈まず、やがて立ちあがる。
パリ市の標語だそうです。(昔パリでは水害が多かったことからの言葉だそうです。)
日本のものだけど、余りよく知らない浮世絵の事だとか、その時代のこと。浮世絵とパリが関係していること。
いい作品を創るために、こんなに努力が必要なのか。こんな有名な画家であっても才能があったという訳じゃない。いろんな想いに翻弄され、なにか乗り越えたときに最高の絵を描くことや表現ができるようになる。
美術館のCurator キュレーター(作品の研究や収集、展示や管理をする専門家)でもあった原田マハさんならではの作品。読んでいてその場の状況が見えるようでした。
この本を読んだことがきっかけで、今まで以上に美術館に行く回数が増えました。
Vincent van Gogh「The Starry Night」
ゴッホの「星月夜 ほしづきよ」

ぜひ、本を読んでからニューヨークのMuseum of Modern Art MOMA モマに観にいって下さい!すごく見惚れるというか、グッときます。

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